第 92 号  平成27年6月28日 発行

-目次-

はなのき春のつどいを開催
シリーズ「この人にきく」
掲示板「情報発信事業 簡単調理」
簡単レシピ
花ノ木の動き  ありがとうございました  編集後記

今年は二部構成  はなのき春のつどいを開催
 平成27年5月24日(日)に恒例の「はなのき春のつどい」が開催されました。約2ヶ月前から実行委員が会議を重ね内容を検討してきました。当日の様子をお伝えします。
午前の部は午前10時15分から10時50分まで「車いすダンス」が行われました。多目的室には各病棟や通所から選抜された皆さんが、それ以外は各病棟や外来ロビーに集まりダンスを行いました。各会場で実行委員から踊り方のレクチャーがありました。音楽に合わせて手や足を動かし、「左足から〜」とか「右から回ります〜」などの指示を受けて何回か練習しました。そして、「オクラホマ・ミキサー」「ヒンキー・ディンキー・パーリー・ブー」の曲に合わせてダンスを楽しみました。
 通所の会場では、みんなが輪になって踊ろうとするもなかなかタイミングが合いませんでした。でも、数回練習を重ねると右と左の動きがバラバラだったものが徐々に合ってきて、最後は慣れた表情で踊っておられました。第一病棟ではランチルームに、第三病棟ではブロック間の扉を開放してみんなが集い、それぞれが実行委員から手ほどきを受け、楽しそうにダンスされていました。第二病棟では通路の左右にみんなが並び、音楽が流れると一斉に踊り始めました。通路いっぱいに大きくてダイナミックな動きとなり圧巻でした。手を叩く人、声をあげて笑う人、うまくいったとハイタッチする人などうれしそうな表情であふれていました。
 午後の部は、午後1時45分から午後3時15分までで、多目的室・医療棟3階集会室・外来ロビーの3つの会場に分かれて集合し、歌や出し物を楽しみました。
 内容は、ウクレレサークル「きらきらぼし」の皆さんによる演奏、丹波支援学校亀岡分校の先生方による歌、保護者有志の皆さんによる歌、第二病棟職員木村尚史さんによるトランペット演奏、新規採用職員による自己紹介と出し物の豪華5本立てでした。
 どの会場でも同じ演奏や出し物を楽しめるように出演者が3ヶ所を回り、歌や出し物を披露しました。どの会場も内容が同じですので、今回は外来ロビー会場の様子をお伝えします。最初はウクレレサークル「きらきらぼし」の皆さんによる演奏でした。「浜辺の歌」や「さんぽ」の曲を素敵な音色で歌を歌いながらの演奏でした。最初は堅かった雰囲気も次第に打ち解け、自然な形で会場から皆さんの手拍子が入りました。身体を曲に合わせながら揺らす人や聞き耳を立てている人もいました。「カメハメハ大王」の曲も披露していただきウクレレの音色の美しさをゆっくりと堪能できました。
 2番目は保護者有志の皆さんによるコーラスでした。知っている顔が舞台に並び「あれっ、○○さんのお母さんもいる」などの声があちこちから聞こえました。ところが、歌が始まる直前にこんなコメントが…「30分前に練習しただけやねん。出だしの歌い方がまだ分かってないんやけど…」見ている人たちにも不安がよぎります…。歌は「青い山脈」「ふるさと」でした。「青い山脈」ではまだ少し会場も静まっていましたが、「ふるさと」は歌を知っている人が多いのかハミングしたり、歌う人が少しずつ増えてきました。途中からは手拍子も入り和やかな雰囲気になりました。アンコールのあることまで想定されており、その曲「赤とんぼ」まで楽しく聞くことができました。「こんなんで良かったやろか」と言っておられましたが、歌と歌の間のトークは笑いを誘い面白かったと話す人がいました。
 次は分校の先生方の歌…といきたかったのですが、会場の移動の時間の調整でまだ到着されていません。少し時間が空いてしまいました。どうなるのかと思っていたら、通所の職員の皆さんが急きょ舞台に集まりみんなで「鬼のパンツ」の歌と踊りのパフォーマンスが始まりました。突然なのに息もぴったり合っていて、会場が盛り上がりました。普段から毎日のようにやっておられるのでしょうか…。
 さてさて、分校の先生方が到着されました。会場の準備が整って歌の披露が始まりました。現在、分校の生徒は3名で先生方の数が少ないため、本校や元分校の先生も集まって下さいました。春のつどいということで春にちなんだ曲を選んでいただき「機関車のうた」「春だ春だ」などの曲をきれいなハーモニーで歌い上げていただきました。会場の皆さんも静かに歌を聞いておられました。先生方らしい素敵で美しい歌声でした。
 4番目は新規採用者による自己紹介と出し物でした。今年第一病棟と第三病棟で2名ずつ生活支援員として採用された4名のお披露目になりました。最初は、子供たちに大人気の「妖怪ウォッチ」の妖怪体操から始まりました。手作りの被り物を被った職員が音楽に合わせて踊り始めました。そのキャラクターのジバニャンとコマさんの被り物を指さし笑っている人がいました。その後、一人ずつ自己紹介をして、これからの花ノ木での抱負をみんなに伝えていました。その後はもう一つのパフォーマンスとして「チューチュートレイン」の踊りがありました。歌を歌ったり、狭い舞台ながらも側転を披露したりして、会場は手拍子あり歓声ありでとても賑やかになりました。
 最後は、第二病棟職員木村尚史さんのトランペット演奏でした。木村さんをご存知の人が多く、楽しみにしてたという人もいました。曲は「ミッキーマウスマーチ」「マイフェアレディー」「ふるさと」と続きました。それぞれの曲では手拍子があったり、じっくり聞いたり、落ち着いた雰囲気になったり歌の内容で各自がそれぞれに思いを合わせて聴いておられました。
 楽しい時間もあっという間に過ぎていき、最後は各会場の実行委員から挨拶があり終了しました。みんなが会場を後にする時、穏やかでにこやかな表情になっていることが印象的でした。
 去年から内容がリニューアルされ楽しみ方が変わりました。午前・午後ともに屋内の内容でみんなが本当に楽しめるかと心配もありましたが、ダンスや音楽などを通じ各病棟や通所の利用者・保護者、出演者の皆さん、そして花ノ木全職員が同じ内容を共有することは有意義でとても楽しいものだと強く感じました。
 「また、来年!」そんな思いを抱き、来年度も楽しい春のつどいが継続されることを祈っています。 
須賀通雅編集委員 
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 シリーズ『この人に聞く』
事務部長 安部 正徳 さん

 今年度、新事務部長に就任された安部正徳さんにインタビューしました。

― 今回、二回目の登場ですが、花ノ木での経験について教えて下さい
 
花ノ木に就職したのは、平成11年ですので、16年間お世話になっています。最初の4年くらいは、職場に来るのが楽しくて、楽しくて。入所者と頼もしいスタッフに囲まれ充実した日々を過ごせました。今思えば、役職者からしたら困ってしまう職員の一人だったかもしれません。今もそうかもしれませんが(笑)。そんな中、転機が訪れました。充実した日々が送れる現場スタッフ生活を望んでいたのですが、突然係長辞令を受け事態は急変しました。平成17年だったと思いますが、当時、人工呼吸器が花ノ木でも稼働しはじめた頃で、現場はかなり混乱していたと思います。その理由は、現場が急激な医療度の高まりに戸惑っていたことや、看護師の離職も半端ではない時代でした。そんな中、係長として、いろんな人に助けてもらいながら、時に喧嘩もし、フラフラになりながら、過ごした五年間が、最近、妙に懐かしく思えます。それから、平成21年からの4年間、部下を持たない課長として、勤務しましたが、ここでは、貴重な経験をさせていただきました。特に、医療や福祉制度について、あくまで独学の域ですが、施設や病院の制度や報酬の仕組み、構造が理解できるようになると、実によく出来ているものだと思うのと同時に自身の視野が広がったと感じています。ここでの経験が、今後、少しでも役に立てればと思っています。

― 休日の過ごし方、特にお子様との生活についてはいかがですか
 とにかく、かわいくてしかたがありません。朝ご飯は毎日食べさせ、お風呂は、毎日入れています。イオニストって知っていますか? 休日、大手ショッピングモール(イオン)で過ごす家族のことを、その名称で呼ぶそうですが、まさしく、イオニストですね。休日は?と聞かれたら、もっぱら、イオンでベビーカーを押しているとしか、返答できないくらい休日の慣習になっています。もし見かけても声をかけないでください。こちらも声を掛けませんので、宜しくお願いします。まだ、子供は10ヶ月ですので、イオニストに甘んじていますけど、もう少し大きくなったらいろんな場所に一緒に行きたいですね。

― 事務部長に就任されて、現在どのような心境ですか
 
重責を感じる以前に、先のとおり事務職としての経験がなかったので、4月から、2ヵ月が過ぎようとしていますが、未だに、日々、職務を全うする以前に、会計や経理の聞きなれない呪文のような、言語が飛び交う事務室で、悪戦苦闘の毎日です。抱負についてですが、事務長となった今春、平成27年度障害福祉サービス改訂がありました。その改訂の中で、療養介護サービス、花ノ木の入所者に関する報酬が、実質5%削減されました。これには、正直、大きな衝撃を受けました。そこまで驚く理由として、重症心身障害児(者)に関する医療・福祉制度を、振り返ると、ここまで「待ったなし」に、マイナス改定されたことがなかったからです。改定がある度に、国はマイナスにすると言いながらも、経過措置がとられてきました。そうせざるを得ない理由は、社会で最も弱い立場の重症心身障害児(者)の境遇について、劇的変化を避け慎重にならざるをえなかったからだと言われています。それが、本改正では直前までマイナス改定を示さない強硬姿勢で唖然としました。いよいよ、2025年問題に向けて本腰を入れてきたのではないか、そう思っています。このような、タイミングで、事務長になるのは、試練ではありますが、花ノ木の将来を考えるチャンスとも言えます。入所支援の質を十分担保したうえで、国が施策誘導している、在宅支援の検討を皆さんと一緒に考えていきたいですし、前向きにとらえています。

 聞き手:矢田貢治編集委員、西岡亞耶編集委員
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掲示版

情報発信事業「簡単調理」を実施

平成27年5月21日(木)地域向け情報発信事業の簡単調理を開催しました。障害者、高齢者に食べやすい簡単に出来る料理の紹介として、大変好評となり回を重ねてきました。
 今回は、電子レンジで作れる茶碗蒸し、ひじき煮のゼリー食2品(花ノ木のひじき煮、市販のお惣菜ひじき煮)、お粥のチャーハンの実演と試食を実施しました。保護者の方々、他施設の栄養士、調理師、ヘルパーの方々など25名の参加をいただきました。
 10時30分〜簡単調理を開始しました。茶碗蒸しは、普通は蒸し器のセットが必要になり手間がかかりますが、電子レンジなら入れて回すだけでとても楽で簡単に出来るので今夜早速作りますと言っていただき好評でした。また小さいお子様の離乳食にもお薦めです。次にひじき煮のゼリー食を紹介しました。ひじき煮は作るのに時間がかかり、また嚥下も困難な食事です。花ノ木では、50〜60分かけてじっくりと煮て、できる限り軟らかくしたものにトロミを付けて提供しています。それをゼリー食にすることにより、味も良く食べやすくなります。また、ひじき煮を一から作るのは時間がかかるので、市販のお惣菜で出来るゼリー食を紹介した所、簡単で非常に助かると好評でした。定番となったお粥シリーズのチャーハンは、軟らかく煮たチャーハンの具をお粥に混ぜ、かき玉風の餡をかけてあるので、大変食べやすく美味しいと喜んでいただきました。
 これからも、簡単で美味しく家庭でも作りやすい料理や市販のお惣菜をアレンジした料理を考え、皆さんに紹介していきたいと思います。

給食係 調理師 川勝弘揮
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 簡単レシピ 〜ひじき煮〜

 ひじき煮は、嚥下困難食の代表例としてとらえていませんか?片栗粉でトロミを付けて食べれば、口の中でバラけにくくムセの少ない状態で食べる事ができます。

材料(4人分)

        ひじき     20g
        人参      60g
        油揚げ     28g
        ちくわ     20g
        油       1cc
        さとう      2g
        しょうゆ    4cc
        だし汁     適量
        片栗粉     少々

 【下準備】
   ・ひじきは水にもどしておく
   ・人参は小さめの短冊に切り、油揚げ、ちくわはミジン切りにする

 【作り方】
   @ 鍋に油をひき、水を切ったひじき、人参、ちくわの順に炒める
   A 軽く炒めたら、だし汁を適量入れ煮込む
     (一般的にはだし汁は少なくしますが、
      嚥下困難食の場合は浸かり切るぐらいの量)
   B さとう、醤油を加え再度煮込む(約30〜40分)
   C 水溶き片栗粉でトロミを付ける
   D 盛付けて出来上がりです

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 花ノ木の動き 平成27年1月16日〜平成27年6月15日
 1/19 聖カタリナ高等学校看護実習(〜23)
  21 所内研修「後期医療安全研修」
  26 滋賀医療技術専門学校実習(〜2/21)
 2/ 2 聖カタリナ高等学校看護実習(〜27)
  10 地域福祉を考える集い
  14 情報発信事業「少年犯罪と発達障害」
  18 所内研修「後期出張報告会」
  19 医療監視
  23 滋賀医療技術専門学校(〜28)
  25 事例研究大会
 3/ 2 ペアレントトレーニング研修
   4 体操指導
  22 センター・保護者懇談会
  27 評議員会・理事会
  31 退職辞令交付式
 4/ 1 辞令交付式
  13 藍野大学実習(〜6/5)
  15 所内研修「平成27年度経営方針及び事業方針」
  23 明治国際医療大学看護実習(24)
  27 京都医療福祉専門学校実習(〜5/24)
 5/13 新採研修「防災対策・リフト車操作」
  14 聖母の集い
  20 新採研修「系統的理解」
  21 情報発信事業「簡単調理」
    明治国際大学看護実習(22)
  24 はなのき春のつどい
  25 評議員会・理事会
    新採防火研修会
    京都府医師会看護実習(〜29)  
  28 京都医療福祉専門学校見学
 6/ 1 臨床実習滋賀医療技術専門学校(〜7/25)
    京都府医師会看護実習(5、15〜19)
   4 明治国際医療大学看護実習(18)
   8 京都聖カタリナ高等学校看護実習(〜12、29〜7/3)
 
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 ありがとうございました (敬称略)
 ・寄附  光嶋裕/星和電機工事株式会社/永田昭雄
 ・寄贈  しん愛
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 編集後記

 皆さん、初老というと何歳ぐらいを思い浮かべられますか?初老とは40歳からを表す言葉だそうです。そうなるとSMAPは初老のグループとなってしまいますので、「どうなの?」という感じですが(現在では60歳ぐらいと考える人が多いそうです)、人生の半分過ぎとは言えますよね。その年をさらに十数年超えて、年々歳を取ったなあと思う事が多くなりました。物忘れが多くなったり、物覚えが悪くなったり、体が思うほど動かなかったり、何もしていないのに足腰が痛くなったり、髪の毛が・・・。でも自然の摂理に逆らう事はできませんし、悪あがきする気もありません。それが自然なのですから・・・(あっ、でも高いシャンプーだけは使っています)。一方、外来の受付に来られる子供たちは今が成長の盛り。しばらくぶりに会うと随分背が伸びていたり、自分から話かけてくれるようになったり、本当に驚かされます。自身の成長だけでなく、周りも元気にさせるような勢いを感じます。そうした子供たちに元気を注入されて、錆び始めたオジサンも毎日なんとか過ごしています。ありがとう!!!
                                        (浅田功編集委員)

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