第 89 号  平成26年6月22日 発行

-目次-

花ノ木児童発達支援センターが竣工
はなのき春のつどい  実行委員長って難しい
掲示板「簡単調理を開催」 
花ノ木の動き  ありがとうございました  編集後記

花ノ木児童発達支援センターが竣工
◇施設整備完了と事業開始
 施設整備が完了し、平成26年4月より事業が開始されました。鉄骨造2階建、総面積1,122uで、京都産の木材を豊富に使っており、周囲の環境に調和した建物となっています。利用は発達に課題がある就学前の児童で、肢体不自由、重心タイプの児童も含まれ、南丹圏域、2市1町が対象です。毎日の利用定員上限は20名、本年度の利用登録児童は65名で、保育園、幼稚園に通いながら週1回、親子通園の形態で毎日12名〜14名の児童が元気に登園されています。新しい施設は指導訓練室4室(各室50u〜67u)、個別課題ルーム(45u)、遊戯室(100u)など、療育スペースが十分確保されており、快適な環境で質の高い療育提供を目指しています。床暖房、スプリンクラー、昇降機も整備されています。
 センターは平成25年度まで実施していた「児童デイサービス事業」を引き継いだものです。この事業は昭和47年に亀岡市の委託を受けて、母子通園療育教室として定員5名規模で開始されました。平成13年に施設整備し、その後10名定員としてきましたが、スペースが十分でなく、また利用希望が急増したため多数の待機者が生じていました。今回の施設整備によって、待機児童は順次解消される見込みです。
 職員の体制はセンター長(小児科医師)、担当科長(精神科医師)、心理判定員2名、児童相談支援員1名がそれぞれ兼務で配置されています。また実際の療育を担当する専任職員は、児童発達支援管理責任者2名、指導員、保育士9名が配置されています。花ノ木医療福祉センターの医療スタッフも必要に応じ支援する体制をとっています。

◇児童発達支援センターの役割と今後の事業展開
 待機児童の受け入れを順次進め、必要とするすべての児童に療育を提供することが第一の役割ですが、地域の児童発達支援センターとして、通園する児童以外への、次に掲げる事業も必須の役割とされています。
1.地域の中核施設として、関係機関等との連携・協力関係の構築を行うとともに、他の児童発達支援事業所、放課後デイサービス事業所等への専門的支援(ノウハウの提供等)により、地域全体の支援の質の向上と、量の拡大を図る。
2.保育所等訪問支援事業:センターの職員(訪問支援員)を保育所、幼稚園、小学校等に派遣し、通園する児童が集団生活に適応できるよう専門的な支援の提供、及び保育士等の従事者への指導、助言を行う。
3.障害児相談支援:専門の相談支援員を配置、保護者等よりの相談に幅広く応じ、また個別の利用計画の作成とモニタリング等を行い、適切な支援確保を図る。
 これらについては、平成26年度中に検討、準備作業を行い、試行するとともに、平成27年度より順次本格実施を予定しています。

◇竣工式
 5月20日、遊戯室を会場に竣工式を開催し、今西仲雄京都府南丹広域振興局長、栗山正驪T岡市長、佐々木稔納南丹市長、寺尾豊爾京丹波町長様等、多数の関係者のご臨席を賜り、心よりのご祝辞をいただきました。その席で、担当の(株)類設計室、南桑土木建築(株)、栄建設(株)(南桑・栄特定建設工事共同企業体)に感謝状をお渡しし、労をねぎらいました。
 
 事務部長 向井純一 
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〜 花ノ木まつりをリニューアル 〜
はなのき春のつどいを開催
 平成26年5月25日(日)、はなのき春のつどいが開催されました。今年は、開催方法に大きな変更がありました。
 昨年までは、駐車場にテントを設営して屋外で行ってきましたが、毎年この時期は天候に左右されやすく、暑すぎたり肌寒かったりして利用者の体調管理が難しいこと、雨天時には準備が十分に行えないことや場所が手狭になり規模縮小になること等が課題となっていました。そこで、天候に関係なく室内で快適な温度を保てている状況下で行う方が良い、また各病棟からの移動がしやすいなどの理由から、屋内での開催となりました。また、名称も「花ノ木まつり」から「はなのき春のつどい」とリニューアルして新しい内容で実施されました。
 今年からは午前と午後の2部制となりました。また、入所者や付添いの保護者の方がゆっくり過ごせるようにとの配慮から、自由参加の形とさせていただきました。
 午前の部は10時に始まりの放送が流れました。それぞれの病棟から、各自準備をしていただき多目的室に集まりました。10時15分にオープニングが始まり、各病棟の代表者が付添いの人と一緒にピアノ演奏を聴き、みんなの前で一緒に歌を歌い、そしてゆったりと時間を過ごす取り組みでした。身体を揺らす人、じっと光景を眺めている人、一緒に歌を歌う人などそれぞれのペースで音楽を楽しまれました。
 午後の部は、午後1時15分に始まりの放送が流れ、それぞれが準備をして各ブースに行って楽しまれました。午後は3か所にブースが設けられ、多目的室ではピアノ演奏やキッズダンスを鑑賞する、医療棟集会室では丹波支援学校亀岡分校の先生の演奏を楽しんだり音楽療法を体験する、医療棟多用途室ではゲームコーナーが設けられ、バルーンアートやヨーヨー釣りをする、というそれぞれの取り組みが行われました。皆さんは各ブースをゆっくりと回って、時には体を動かし、また鑑賞したりなど五感をフルに使ってゆっくりといろいろな体験をされていました。
 また、会議室には喫茶コーナーが設けられ、散策の途中や取り組みで疲れたとき、また保護者同士の社交の場となり、飲み物やスイーツで癒されておられました。
 来年の「はなのき春のつどい」はどんな内容のものになるのでしょうか。今から楽しみですね。
須賀通雅編集委員
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実行委員長って難しい
 リーダーの役割として大切なのは、みんなを率いて、一緒になって成功させる事だと思います。私は、相手に悪いし、お願いするのが下手だから、ついつい自分でしようとするところがありますが、これを機会にみんなに仕事を”任せる”という事をしてみようと張り切っていました。
 1回目の会議で、部屋に入ってくる顔ぶれをみてびっくり。すごい先輩たちが集まってこられ、いきなり「仕事を任せるといっても、難しいなぁ」という感じでした。これまでの花ノ木まつりは、ある程度フォーマットがあって、会議のレジュメや進め方も今までのものを当てはめていくのですが、新しく一から作るとなると、みんなどこまでの事ができるのか見極めが出来ませんでした。何も決まっていない中から作るので、みんなイメージが沸かず、意見も出なくて沈黙が続くし、「まずい、何か言わなければ」と、焦って意味のわからないことを言ってしまったり。
 そんな私を見かねたのか、みんなからだんだん意見が出てくるようになりました。何度か会議が進むと、今何が出来ていなければならないのかが明確になり、それを誰かに振らなければならなくなってきました。まだ自分に明確なイメージが無い中で、これやってくれませんかとお願いしてみると、みんな笑顔で「わかったと」言ってくれるし、「これは私がする」とも言ってくれました。
 不安だらけだった最初の会議を思い出しながら、どんどん軌道に乗って形になって進んで行く様を見て、ほんとにみんなに助けてもらってるなと感謝したはなのき春のつどいでした。
はなのき春のつどい実行委員長 青山 墾(第二病棟)
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掲示版

情報発信事業 「簡単調理」を開催

平成26年5月22日(木)第9回簡単調理講習会を開催しました。障害者、高齢者にも食べやすい簡単に出来る料理の紹介として、回を重ねてきました。今回は、電子レンジで作れる鮭のバジル蒸し、豚肉と小芋の味噌煮、お粥のちらし寿司の実演と試食を共に実施しました。嚥下サポート食では、昨年度から導入したゼリー食の紹介をしました。ゼリー食は読んで字の如く、料理をゼリー状にしたものです。今までむせ易かった料理も、ゼリー状にすればわざわざ違う料理、食べやすい料理を作らなくても皆と一緒の食事を食べることが出来ます。みんなと一緒にご飯を食べることが出来るという喜びの時間を持ってもらえればと、ゼリー食を考え講習会で紹介しました。今回は27名と最大の参加数となりました。
 10時30分から簡単調理の開催です。電子レンジ調理では鮭とバジルの香りが部屋一面に広がりました。豚肉と小芋の味噌煮では、ムセやすい豚肉の細切れが、ゼリー食にした事によりとても食べやすく美味しいという意見が出ました。前回、とても評判がよかったお粥のチラシ寿司は今回も好評で、これを期待してこられた方もおられました。他施設では、お粥は混ぜご飯にするとムセやすいと思われがちで、お粥はお粥だけで提供されることが多いのですが、実際はおいしく食べやすいことをわかってもらうことが出来ました。今後も美味しく、食べやすい食事を簡単に作れる工夫、ポイントなどを組み込んだ内容を考えています。秋にも開催しますので、是非ご参加下さい。

給食係主任 調理師 喜田吉昭
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 花ノ木の動き 平成26年1月16日〜平成26年6月15日
 1/17  はなのき通所20周年を祝う会
  /20  職制研修
     大阪医療福祉専門学校実習(〜2/15)
  /27  京都聖カタリナ高等学校実習(〜2/28)
     滋賀医療技術専門学校実習(〜2/21)
  /29  職制研修「医療安全」
 2/ 3   京都聖カタリナ高等学校看護実習(〜2/28)
  / 5   所内研修「研修出張報告会」
  /12  体操指導
  /17  京都医健専門学校実習(〜2/28)
  /24  滋賀医療技術専門学校実習(〜2/28)
  /26  事例研究大会
  /27  医療監視
 3/ 5   舞鶴医療センターより見学
  /13  地域福祉を考える集い
  /23  センター・保護者会役員懇談会
  /24  評議員会・理事会
  /28  猪名川町身体障害者父母の会見学
 4/ 7  藍野大学実習(〜5/30)
  /17  明治国際医療大学看護実習(〜18)
  /27  保護者会総会
  /28  京都医療福祉専門学校実習(〜5/25)
 5/ 1  明治国際医療大学実習(2、29)
  / 8  体操指導
  /12  大阪こども専門学校(〜23)
  /19  京都府医師会看護専門学校実習(〜23)
  /20  花ノ木児童発達支援センター竣工式
     評議員会
  /21  職制研修
  /22  情報発信事業「簡単調理」
     監査法人会計監査
  /25  花ノ木まつり
  /26  神戸大学実習(〜7/19)
  /28  京都医療福祉専門学校より見学
  /29  理事会
  /31  理事会
 6/ 2  大阪医療福祉専門学校実習(〜8/2)
     京都府医師会看護専門学校実習(〜6/6)
  / 4  京丹波町民生児童委員施設見学
  /12  明治国際医療大学実習(26)

 
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 ありがとうございました (敬称略)
 ・寄贈  星和電機工事株式会社/花ノ木療育教室保護者会/花ノ木後援会
      花ノ木医療福祉センター入所児者保護者会/徳重善国
・寄贈  入矢枚喜子
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 編集後記

 今回、編集委員として指名を受けました、第一病棟看護係所属、1950年生まれの幸齢者ですがよろしくお願いします。
 さて、現在安倍晋三政権の掲げたアベノミクスのデフレ脱却の経済戦略が進行中です。そんな中、46年の歴史のある当センターにより、その本領を発揮すべく、福祉・医療の分野に於いて多大なる付加価値を秘めた新しい施設が増創設されました。地域にマッチした、シックで機能的な建造物と組織体制及びスタッフにおいても、新風を感じさせる構成となっています。児童発達支援センター「おひさま」の登場にエールをお願いします。
                                        (矢田貢治編集委員)

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