第 86 号  平成25年6月23日 発行

-目次-

第43回花ノ木まつり  花ノ木まつりを終えて
情報発信事業 「嚥下困難な人への食事提供」
シリーズ『この人に聞く』  おめでとうございます
掲示板「新機械浴槽に入って、アー。気持ち良い!」 
花ノ木の動き  ありがとうございました  編集後記
第43回花ノ木まつり
楽しいのはいつ? 今でしょ!!

5月26日(日)、第43回花ノ木まつりが盛大に開催されました。昨年同様、真夏のような炎天下で、入所者、通所者の体調に気を配りながらの開催となりましたが、ステージ発表や出店を楽しむたくさんの笑顔が見られました。

 今年の出店は、1病棟の「お茶屋さん(お茶とデザート)」、2病棟の「バルーンアート」、3病棟の「焼きそば幸楽」、療育指導係の「的当て」、通所の「シャボン玉」、給食係の「クッキー・水ようかん・ふろふき大根」に加え、今年45周年を迎えた花ノ木の歴史を振り返る写真展も行われました。どの店にも行列ができて大忙しの中、ボランティアとして地域の高等学校(農芸高等学校、京都聖カタリナ高等学校)や専門学校(京都医療福祉専門学校、大阪保育福祉専門学校、京都YMCA国際福祉専門学校)、個人など、総勢22名が出店の運営を支えて下さいました。

 ステージのトップバッターは、亀岡中学校吹奏楽部の30名です。「ビリーブ」、「コパカバーナ」など4曲に加えアンコールにも応えていただき、会場は手拍子に包まれました。続いては「にいじゅんの沖縄民謡ショー」。昨年も出演していただきましたが、今回はブルースシンガーのゴトウゆうぞうさんと共に来ていただきました。青空が広がる会場にぴったりの沖縄民謡、そしてゆうぞうさんのカリンバの音色が、会場に涼風を運んでくれました。ステージの合間には、丹波支援学校の先生たちによる歌と演奏もあり、準備の間も切れ目なく楽しむことができました。ステージの最後は、恒例の新採職員による出し物。AKB48の「会いたかった」の曲に乗せて、まさにAKBそのものの女性新採職員とファンそのものの男性新採職員がステージで踊ります。ステージに向かって大きく手を振る入所者の方もおられ、ステージと会場とが一体となったひと時でした。

 楽しかった花ノ木まつりも、保護者会長と実行委員長の挨拶により幕を閉じました。今年は、ステージ発表やボランティアとして地域の方がたくさん参加して下さいました。地域の方との交流を深める行事の一つとして、来年も楽しいひとときが過ごせればと思います。

宇野稔編集委員
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花ノ木まつりを終えて
 今年度のスローガンは「楽しいのはいつ?今でしょ!!!」と、今流行りの予備校教師○先生のあの言葉を用い、皆でまつりを(今を)楽しもうという意味も込めてのものになりました。

 昨年度に続き大変な晴天に恵まれ、嬉しい反面、暑すぎるくらいの気温でしたが、会場の中心に設置するテントを予定より増設したり、冷たいおしぼりを用意する等、暑さ対策も例年以上に行えたと思います。

 今年はいつもと違う花ノ木45周年の節目という事で、入所者さんの昔の行事や活動している時の写真を選りすぐり、出店テントのスペースにて展示も行いました。また、ボランティアの方にも沢山来て頂き、手伝って頂きながら一緒に楽しんでもらったりと、飽きのない楽しいまつりになりました。

 最後になりましたが、準備期間中には多くの方々にご協力いただきました。また、実行委員のみなさんの支えで、第43回花ノ木まつりを無事終了することができました。書面を借りてお礼を申し上げます。
実行委員長 藤田守亨(第一病棟)
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情報発信事業 〜障害者・高齢者にも食べやすい〜
嚥下困難な人への食事提供
 平成25年5月23日(木)、第7回簡単調理講習会を開催しました。障害者、高齢者にも食べやすい、簡単に出来る料理を紹介する機会として開催を重ねてきました。第6回までは、電子レンジを使ってのケーキ作りをメインに、段階食の紹介、お粥のバリエーションを紹介してきましたが、今回は「電子レンジで作れる卵焼き」、「鮭のクリーム煮」、「お粥のしめじご飯」の調理実演と試食を共に実施しました。障害者や小さな子供を持つ家庭では介護に時間を取られ、調理時間を短縮したいのが本音だと思います。時間短縮に、又本格的に、そして普段の食事もひと手間かけるだけで立派な嚥下サポート食になることを紹介しました。

 まずは電子レンジ調理からです。豆腐、卵、調味料を混ぜて、電子レンジに入れるだけの超簡単作業で出来上がります。所要時間は10分、誰でも失敗無く作れます。さらに花ノ木では、これに大根おろしの餡を作り、もっと食べやすく仕上げます。会場の方々も美味しい、それに食べやすいと一斉に声があがりました。大根おろしは、そのまま食べると繊維質が口の中に残り、パサつき感が強調されますが、餡を加えると卵焼きと合わさり、口当たりがすっきりして食べやすくなります。

 次は、鮭のクリーム煮です。鮭は事前に焼いた物を用意しました。野菜のクリームシチューを作り、そこに鮭を加え再度煮込みます。半分はミキサーにかけ、増粘剤を加えてゴックン食(嚥下サポート食)に仕上げます。残り半分はサイコロ食として、両方を試食してもらいました。ゴックン食は、魚のパサつき感も無く、少量でカロリーが取れるように工夫をしています。また増粘剤の量を調整することによって、嚥下機能に合った固さに調整でき、食塊が作りやすいのが特徴です。サイコロ食は、口の中でパサつくのが印象に残ったようでした。

 最後にお粥のしめじご飯を紹介しました。お粥のしめじご飯?想像しただけでは、この美味しさは解りません、リゾット?いえいえ、おじやでもないですよ。お粥に別鍋で煮込んだしめじ等の食材を混ぜ合わせ、少し塩をするだけでお粥のしめじご飯の出来上がりです。今まで食べたことの無い食感に、参加者一同からどよめきの声が上がりました。食べやすい、しめじの粒が喉にひっかからない、美味しい、カユの様でご飯の様で、と様々な意見が飛び交いました。

 いまどきは情報量が多く、家庭の主婦でも簡単に料理を美味しく作れるようになってきています。しかし、残念ながら嚥下サポート食は、紹介が少ないのが現状です。花ノ木では、簡単で美味しく、又嚥下サポートも加えての一品を、これからも紹介していきたいと思います。

   当日のレシピはこちらからダウンロード出来ます→ 簡単調理レシピ
給食係主任 調理師 喜田吉昭
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 シリーズ『この人に聞く』
看護生活支援部長 河口 重子さん

 今回は、4月より新たに着任された看護生活支援部長の河口重子さんにお話を伺いました。

ご出身と経歴をお聞かせ下さい。

 出身は三重県の津市です。高校卒業まで過ごしました。その後、京都の第二赤十字病院の看護学校に入学し、卒業。卒業後、第二赤十字病院で定年までの約40年間働きました。
 現場が大好きで、常に患者さんに寄り添うケア(ベッドサイドでの関わり)を大切にしてきました。それは管理職(看護部副部長で退職)になっても変わりませんでした。
 色んな部署での勤務を経験しましたが、消化器科(内科・外科)と外来での勤務が長かったです。がん患者さんに関わることが多く、どのようにすれば患者さんやご家族にとって望ましいより良い時間が持てるのか(がん告知・治療・仕事・過ごし方等)を患者さんやご家族と常に話し合ってケアを行ってきました。
 また、外来での勤務の時は、外来化学療法センターと緩和外来の立ち上げ、病院全体に関することでは、電子カルテ導入等システム関連業務に携わってきました。
花ノ木に着任されたきっかけをお聞かせ下さい。
 定年で退職後、看護師としての仕事はせずにゆっくりと過ごそうと考えていたのですが、知人の京都府関係者の方から「花ノ木で看護部長を探しているので、来ていただけないか。」とお誘いを受け、「今までにない経験が出来るかな。私の経験がお役に立てれば。」と思い、引き受けました。

花ノ木の印象は、いかがですか。

 まず最初に感じたのは、利用者の方々とのコミュニケーションの難しさです。今まで私が関わってきた患者さんは会話による意思疎通が出来る方々ばかりでしたからね。
 色んな方々に教えてもらいながら、少しずつ利用者の方々と関わっていければ、と思っています。

ちょっとプライベートなこと、休日の過ごし方等教えていただいても良いですか。

 長い期間出かけることは難しいのですが、温泉旅行が好きです。時間が限られている時は日帰りで出かけることもあります。つい先日は、神戸の布引ハーブ園を散策して来ました。他には、クラシック音楽のコンサートが好きで、オーケストラでの映画音楽の特集の時は必ず聴きに行っています。自宅の庭で花を育てることも好きです。

最後に、今後の抱負をお聞かせ下さい。

 今年度から組織体制の変更がありました。業務整理、記録の改訂等取り組むべき課題がたくさんあります。
 また、新しい病棟の新設も控えており、人材の確保も大きな課題となると思います。
色々ありますが、職員の皆さんにとって“働きやすい職場”を第一に考えて尽力していきたいと思っていますので、よろしくお願い致します。

 お話(紙面の都合上、止む無く割愛した内容がたくさんありました。)を伺っていて、情熱的で本当に仕事に誇りを持っていらっしゃるのが、ひしひしと伝わって来ました。
 利用者の方々にとってより良い支援とは何かを常に熟考しながら、前向きに頑張っていきたいと改めて感じる機会となりました。

 聞き手:橋本欣也編集委員 東前京子編集委員
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おめでとうございます!
矢田貢治さん、春の叙勲(瑞宝双光章)受章
 矢田貢治さん(第一病棟准看護師)が平成25年春の叙勲にて、教育・医療・福祉分野において長年、その発展のために尽力されてきた功労者に授与される瑞宝双光章を受章されました。

 矢田さんは、昭和49年に花ノ木学園(当時の名称)に入職。約40年間に渡り利用者の方々の生活を支える仕事に尽力されてきました。その功績により、この度の受章となりました。

 今後も健康に気をつけながら、日々の仕事に専念していきたいと語る矢田さん。お話しを伺い、一つ一つの仕事の積み重ねがきっと大きな力になる、と改めてそう感じました。
この度の受章、本当におめでとうございます。
橋本欣也編集委員
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掲示版

新機械浴槽に入って、「アー、気持ち良い!」が第一声

昨年来の要望である機械浴槽が今年の2月に導入されました。利用者さんのニーズにも応えお湯につかる機械浴槽に決定し、最新型(介助者側の無理な姿勢もなく安全に介助できる)の機械浴槽の導入となりました。

 花ノ木では、入所者に対し週3回の入浴を提供するため、午前・午後ともに月曜日から金曜日まで毎日入浴をしています。リラックスでき、清潔を保てることを願っての入浴です。入所の方には気持ちよく利用していただいていますが、職員の負担は…。今回、機械浴槽にした事で入所者の方と一緒に浴槽内に入って行う介助がなくなり、職員の介助負担は大幅に軽減されました。そして、気持ちよく入浴できる環境が整いつつあります。より一層利用する人達の気持ちに寄り添える環境を提供していきたいと思います。
                            (第一病棟 生活支援係長 中路宣)

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 花ノ木の動き 平成25年1月16日〜平成25年6月15日
1/16 所内研修「職制の役割」
  /23 専門技術研修「介護(移動)」
  /26 情報発信事業 第18回地域学習会「自閉症スペクトラムの子どもへの支援」
  /28 職制研修「評価制度」
 2/ 4 花園大学実習(〜8)
  / 6 専門技術研修「介護技術〜更衣」
  /12 京都聖カタリナ高等学校実習(〜15)
  /15 医療監視
  /18 京都医健専門学校ST実習(〜3/1)
     京都聖カタリナ高等学校実習(〜22)
  /20 第2回事例研究大会
  /23 第6回地域福祉を考える集い「障害者虐待防止法が目指しているもの」
  /25 職制研修
     滋賀医療技術専門学校PT実習(〜3/1)
     京都聖カタリナ高等学校実習(〜3/1)
 3/ 1 新採研修「一年間の振り返り」
  / 3 ボランティア委員会主催「映像と朗読」
  / 4 京都聖カタリナ高等学校実習(〜8)
  / 6 所内研修「後期出張研修報告会」
  /13 専門技術研修「排泄」
  /21 新規職制研修(〜22)
  /25 理事会・評議員会
 4/ 1 辞令交付式
     H25年度新採職員オリエンテーション(〜4)
  /14 園芸ワークショップ
  /15 京都医療福祉専門学校実習(〜5/12)
  /17 所内研修「H25年度事業方針」
  /18 明治国際医療大学実習
  /24 職制研修
  /28 病棟別保護者懇談会、保護者会総会
  /29 京都府医師会看護専門学校実習オリエンテーション
 5/ 8 体操指導
  /10 明治国際医療大学看護実習
  /11 就学説明会
  /12 NPO法人京花園総会
  /13 大阪こども専門学校実習(〜25)
  /19 花ノ木後援会理事会
  /22 新規採用職員研修「防災・リフト車操作」
  /23 情報発信事業「簡単調理」
  /26 花ノ木まつり
  /27 職制研修「障害者総合支援法」
  /29 京都医療福祉専門学校見学
  /30 評議員会・理事会
     明治国際医療大学実習
 6/ 3 京都府医師会看護専門学校実習(〜11/22)
    京都産業大学介護体験(〜7)
  /10 佛教大学介護体験(〜14)
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 ありがとうございました (敬称略)
 ・寄附  田中喜久枝/星和電機工事(株)/(株)コストトレード/原田自動車

      馬路精肉店/山本石油/花ノ木後援会/花ノ木保護者会/

      亀岡市障害児者を守る協議会

 ・寄贈  吉岡整形外科/松永潔

      京都共同管理/馬路精肉店/魚商/山本乳販売/勝藤屋今井/中庄本店
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 編集後記
 先月のことになりますが、おいしいお蕎麦が食べたいという職場の若い人(男性)を誘って篠山へ行ってきました。篠山にはお蕎麦屋さんが多く、休日ともなれば行列ができるほどの人気店もあります。また地方都市には珍しくオシャレなお店が沢山あり、1日ウロウロしていても飽きることがありません。京阪神から程良い距離でアクセスも良く、自然と歴史的な風情もあって、観光、ショッピング、食と色々楽しめます。その上のんびりした雰囲気があるのも良いところです。この日お蕎麦屋さんは1軒だけで、その他によく行く雑貨屋、パン屋、カフェを、途中途中車の中で仕事のことや趣味のことなど、取りとめない話をしながら巡ってきました。部署も世代も違いますが、むしろそれが新鮮で楽しかったです。でも帰ってから思い返すと、〜食事を分け合う親子ほど年の離れた男2人〜、〜男2人でチーズケーキ〜、ちょっと微妙な取り合わせだったかもしれません。周りからどんな風に見えたことやら・・・。丸一日近場へのお出かけでしたが、良い気分転換になりました。A君またお願いします。
                                        (浅田功編集委員)
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