第77 号  平成22年6月27日 発行


-目次-
第40回 花ノ木まつり〜今日の元気を明日へ未来へつなげよう
花ノ木まつりを終えて  シリーズ『この人に聞く』  
苦情解決〜福祉サービスの向上を目指して
掲示版『花いっぱいの花ノ木に』
第40回
花ノ木まつり〜今日の元気を明日へ未来へつなげよう

5月23日(日)第40回花ノ木まつりが開催されました。今回のスローガンは“今日の元気を明日へ未来へつなげよう!”
 
昨年は新型インフルエンザの流行による感染の拡大防止のため中止となりましたので、皆が待ちに待った開催です。当日は残念ながら雨天のため、毎回大好評の出店がなくなる等大幅なプログラムの変更を伴う屋内での開催となりましたが、そこかしこで元気な姿と笑顔が花開く場となりました。
                                     花ノ木まつり2
 
当日は、狭い屋内での開催による混雑を回避するため、イベント開催時間をずらし、参加する利用者グループを分けた二部制により実施されました。
 
第一部は、地域から招いた桃太郎楽団によるコンサート。これには1病棟2ブロック、2病棟2ブロック、3病棟1ブロック、通所の利用者とそのご家族の方々が参加されました。 
第二部は、地域から招いたよさこい踊りのグループによる演舞披露と、まつり実行委員会考案のゲーム大会が開催され、これには1病棟1ブロック、2病棟1ブロック、3病棟2ブロック、通所の一部の利用者とそのご家族の方々が参加されました。
 
第一部のコンサート。桃太郎楽団は、子どもから大人までの様々な年齢構成の楽団で、演歌・歌謡曲からアニメソング・童謡まで多彩な楽曲の演奏・歌唱を披露して下さりました。アニメソング『キューティーハニー』の歌唱を子ども達が可愛いらしいダンスを踊りながら披露してくれたり、と元気なステージが繰り広げられました。利用者の中には、ノリに乗ったご調子で大きく手を叩きながら一緒に歌う方もおられ、会場全体が盛り上がる様子が見られました。
                                  
第二部。よさこい踊りでは、気迫のこもった演舞が披露されました。リズムに合わせて車椅子を移動させながら一緒に踊る利用者とそのご家族の方々の姿も見られ、会場を巻き込んだ盛り上がりが見られました。

ゲーム大会では景品が準備され、好きな景品を獲得するため各病棟(1、2、3病棟と通所)から代表で出場した利用者の方々により争われました。各自絵が描かれたカードを3枚ずつ持ち、そこから順に1枚を引き、会場で示されたカードの絵と合致すれば得点が加算され、その合計点により勝敗が争われるものでした。参加された代表の利用者の中からは、時折「よいしょ!」と気合の入ったかけ声も聞かれ、盛り上がる姿が見られました。勝敗は1度目では確定せず、2病棟と3病棟による同点決勝が開かれ、最終的に3病棟の優勝で幕を閉じました。

 
今回、会場そこかしこで花開いた元気な姿と笑顔が、明日へ未来へずっとつながっていくように、利用者とそのご家族の方々、地域社会の方々と共に私たち職員も歩んでいきたいと思います。

 (橋本欣也編集委員) 
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花ノ木まつりを終えて
昨年は新型インフルエンザ感染予防のため中止となり、そのの分も楽しんでもらいたいと思い準備をしてきました。しかし、残念ながら雨天のため、多目的室でイベントのみの規模を縮小した開催となりました。
限られたスペースでおこなうため、2部制にして各病棟のブロック単位でそれぞれに参加してもらいました。第1部の桃太郎楽団ではバラエティに富んだ楽曲の演奏を、第2部の土田よさこい踊りは、はんなりした雰囲気の中にも力強さを感じる踊りを楽しんでいただけた思います。
 来年こそは良い天候に恵まれ、皆さんが元気に参加できるように願います。
 最後になりましたが、約2ヶ月の準備期間中、多くの方々にご協力いただき、又、実行委員の皆さんの支えで第40回花ノ木まつりを無事終了することができ、ありがとうございました。
 花ノ木まつり 実行委員長 田辺裕季子
(看護生活支援部第1病棟)
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 シリーズ『この人に聞く』
小児科 古川 泰平 先生

今回は4月に花ノ木に赴任された、小児科の古川先生にお話を伺いました。

ご出身、ご経歴をお聞かせ下さい。

京都府福知山市出身です。京都共栄学園中学校、岡山白陵高校、近畿大学を卒業し、一般病院を経て現在に至ります。
この職業を選ばれた理由は?
祖父の代から実家が医院を開業しており、親に直接言われてというわけでもなく、なんとなくこの仕事をしなければならないのかなと…。ちなみに3人兄弟の長男で、それぞれ京都・滋賀・兵庫で別々の診療科の医師をしています。バラバラです。(笑)

小児科を選ばれたのは?きっかけは?

大学の頃から少子化問題等もあって、担い手の少ない診療科であると…そのニーズに応えようと思いました。

花ノ木の印象をお聞かせ下さい。

花ノ木は全く始めてではなく、今まで当直で来ていた事もあり、大まかな雰囲気は解っていました。しかし、名前と処方上の関わりがやっとという状態でした。

花ノ木に来て約2ヶ月が経ち、個々(職員など)のキャラクターや人間関係、誰と誰が仲が良い、悪いとか(笑)、入所者のキャラクターがだんだん解ってきて楽しくなって来ました。

フットワークがとても軽い印象がありますが、学生時代何かスポーツをされていらっしゃいましたか?

小・中学校では野球、高校・大学ではバスケをしていました。今はなかなか忙しくて行けないですが、ゴルフとスノボをしています。

お子さんがお生まれになったとお聞きしましたが。

4月に男の子が生まれました。(ニッコリ)

お子さんにも医師を…と?

いいえ。自分の親も代々医者だからと勧めることもなかったですし、今は時代が違いますので…。

これから花ノ木でなさっていかれたい事や今後の展望などお聞かせ戴けますか?

花ノ木で働きたいと思ったのは、病院で生まれた時から人工呼吸器を装着しての生活を余儀なくされたお子さんのケースを通してです。1歳までに在宅生活に向けてのトレーニングをしなければならないときに、病院、施設、在宅に向けて医療機関への橋渡しが一方通行で、なかなかスムーズに進める事が出来ませんでした。安心して地域(在宅)で生活するという当たり前の事がなかなか保障されていないのが現実ですね。花ノ木は福祉の現場というだけではなく、京都府下でも唯一医療・看護・リハビリ・療育が展開されており、また地域に根ざした役割をしている点でも興味を持ちました。今後は、一般小児科と施設(花ノ木)へのスムーズな受け入れに貢献出来るように、病院と施設の両方を(いろんな意味で)知りたいと思っています。

余談になりますがご出身が福知山と言いますと花火大会が有名ですが(実は私(編集委員)同郷です)毎年ご観覧されますか?

それぞれ都合がつけば、兄弟揃って…という事もありますがなかなか…でも家族揃ってというきっかけや楽しみにはなっています。今はどちらかと言えば、八木町に住んでいることもあって、「八木の花火大会」が楽しみになっています。玄関先に椅子を置いてビールを片手にワイワイと見ることが出来るのでいいですね。

将来的にはご実家を継がれる予定は?

両親は特にこだわらずに、自分の活躍できる場所を見つけたらよいと。今は医療も専門思考で、福知山は小児科を専門に看板を挙げている病院が少なく、障害あるなしであっても往診まで手が回らないのが現状。子供達が安心して地域(在宅)で育ち、伸び伸びと生活出来るように、そのために何か出来ることがあれば…今は考えていませんが。まずは花ノ木で…。

お忙しい中、ひと言ひと言丁寧に気遣いながらお答え下さる姿は、ほのぼのとした人柄と内に秘める意志の強さを感じました。すでに入所者を始め、多くのフアンもおられると耳にします。その優しい眼差しや語りかけで入所者に接しておられる姿は、ご立派な体格そのもので包み込んで下さるような温かさ、そのものではないでしょうか。

今後の更なる活躍をご期待下さい!

 (聞き手:東前京子編集委員)
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苦情解決
福祉サービスの向上を目指して

平成21年度の苦情受付件数は、2件でした。

1件目は「通園事業の送迎バスによる交通停滞について」一般市民からの苦情がありましたが、対応の経過の中で、保護者への対応についてもセンター側に不備な点があり、結果的に2件の内容を含む事となりました。

1.一般市民より、通園事業の送迎バス(大型バス)の乗降時に、道路の交通停滞をおこしていると苦情の訴えがありました。対応として、保護者に乗降位置の変更をお願いしましたが、その経過の中で保護者からの苦情(後述)もあり、結果的に保護者による送迎へと変更になりました。その後、保護者への説明と謝罪の後、朝についてはセンターによる送迎を再開し、22年度からは車種を変更(車両をバスからワゴンのリフト車に変更)した上で、朝夕ともにセンターによる送迎を再開し、経過をみています。送迎再開により再度苦情があった場合には、法的に問題がない事を説明するとともに、障害者の福祉に理解と協力を求めるとの確認をしています。

2.送迎の対象となっている利用者の保護者より、センターの対応について不満の声がありました。苦情が出た時点で、センターとしての組織的な対応ではなく、担当者の判断で停車位置変更の試行を保護者に直接申し出た事に対し謝罪しました。保護者としては、以前から送迎時間帯の交通量が多く、乗降による渋滞を気にしておられ、何とかしなければと思っていたところに苦情があったと聞いて、障害者に対する理解が不十分である状況を知り残念に思われたとの事。また、苦情を受けて、試みとして提案された乗車位置を変える事については安全の面で納得できない。しかし、交通事情の関係、現時点では家族での送迎が可能である事から、緊急避難的に自家用車での自主送迎を行ってきた。今後車両の変更を含め送迎体制を検討してほしい、との事でありセンターとして検討することとして了解していただきました。その後、上記@の経過の通り、センターによる送迎を再開し、経過をみています。

2件目は、外来を利用されている方の保護者から「入所者に対する職員の対応について」、通院された時に病棟の食事風景を見る機会があり、その時に気になった介護・対応があったので考えてほしいとの訴えでした。

内容は、@職員が入所者の方のあごをぐっと挙げ、上に向いた状態でお茶を飲ませていた。誤嚥するのではないか。A食事用のエプロンをはずす時、ひもを解かずに横から引っ張って外そうとしていた。B顔拭きをする時、正面から向かい合って拭くべきだと思うが、その配慮が全く見られなかった。力任せに拭いたり、歩きながら入所者の方の顔を拭いている人もいた、というものでした。花ノ木にはずっと感謝してきたし心の支えでもあった。親に指導をしてくれる立場の花ノ木であるのに、入所になったらこんなふうに対応されるのかと思うと、悲しく辛かった。人なのに物を扱うような対応にしか見えない。介護・対応についてもう一度考え直して欲しいとの訴えでした。

内容を調査、協議し、後日保護者に対して、ご指摘いただいた事に感謝し、説明をさせていただきました。@で指摘のあった対応については、経過の説明を行い、今後リハビリ係と連携して摂食方法を検討する事、ABについては、職員間で対応方法を検討していく事を伝え、ご指摘いただいた事をふまえて、日常介護の振り返りを行い、より良い施設にする努力を行いたいと説明させていただきました。保護者からは、私は花ノ木をすごく信頼している。今回このように説明の時間を取ってもらってうれしかった。今後もよりよい介護ができるように努力して下さい、と意見を述べられました。

今後も、人権や対応に対する学習会を継続して行い、適切な介護について振り返りを行っていきます。

 (苦情受付責任者 芦原 芳子)
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掲示版
『花いっぱいの花ノ木に』
昨年度は、園芸療法士の寺田裕美子氏を招き、親子で楽しむ園芸ワークショップを3回開催することができました。
                
昨年度末の3月には、「花の寄せ植え、種のクラフトを作ろう」というテーマで、各病棟より入所者20名・保護者・職員30名も含め季節の花(ペチュニア・ロベリア・苺)の寄せ植えやヒマワリやどんぐりの種のクラフト作りを取り組んできました。
寄せ植えでは、土作りに始まり、好みの花選びなど親子で触れ合う機会となり和気あいあいと集える場となりました。今回の園芸ワークショップで、5回目となり、保護者の方も我が子と土に触れ合ったり、色とりどりの花の魅力にも引かれ、ゆったり過ごす良い機会となりました。また、毎回、近隣の高校生ボランィアのお力も借り、地域との繋がりを持ちながら、花ノ木の施設内には、中庭を始め、各病棟のベランダにも彩るビオラ・フリージア…etc.花が増えてきています。

こうした花々が施設を明るくし、親子で楽しむ時間を作ってくれています。
今年度も、6月13日、9月13日、3月27日と開催し、親子で心潤う時空間を楽しみたいと思います。
 (療育指導係主任 中路 宣)
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